婚活サイトエンジェルTOP/サクセスインタビュー/信昭さん、重美さん

2022年12月16日掲載

秘密を打ち明けるのは最大の愛情表現

千葉県在住
信昭さん ( 慎重に物事を進める ) 32歳   千葉県出身   弁護士
重美さん ( 知的だが一歩引いている ) 25歳   千葉県出身   メーカー勤務  

※掲載写真はイメージ画像を使用する場合があります。

あなたは世の中をどのように思っているでしょうか? 世の中は怖い存在? それとも光り輝く希望に満ちた世界? それとも楽勝でチョロいと思っているでしょうか? 世界をどうとらえるかはあなたの感受性や生まれ持っての性格に依存します。そして、世界観が似ていれば基本的に相性はよくなります。といいますか、相性がいいから世界観が似てくるのです。

重美さんと信昭さんは、エンジェルで出会って、ゆっくりと愛を育まれました。ふたりは少し性格が似ています。それは世の中を少し怖い世界だと認識しているのです。重美さんは怖がりといいますか、警戒心が強い性格だと自分でも思っています。だからこそ、大学も就職も冒険はせず、心がドキドキするような経験とは無縁で、慎重に物事を進めてきました。一方の信昭さんもどちらかというと世の中の雑事よりも知的好奇心を満たす方向に時間を費やしたい部分があり、ふたりは警戒心の強さが似ています。

だからこそ、エンジェルはそこに希望を見たのです。ふたりがゆっくりと交流し、お互いを理解し合い、愛情が結実するのを予測していました。おふたりをお引き合わせした結果、うまく交際に至ったのです。今回は、重美さんと信昭さんの物語です。

重美さんはメーカー勤務のキャリアウーマンですね。

重美さん

いえ、私は単なるOLです。最初に入った会社が合併して、さらに合併して、どんどん大きくなっていって、私の役職というか立場が自然と大きくなっていったというか。ほんと、それだけなんです。エンジェルのブログやメルマガを読んでいるんですが、たくさんキャリアウーマンが出てくるので、恥ずかしいです。

信昭さん

重美さんと僕、職場は違うのですが、彼女が仕事で評価される理由はよくわかります。すごく慎重だからです。丁寧に絡み合った糸を紐解いていって、失敗を避けながら着実に物事を進めていく。そんなところが仕事で評価されるんだなと、見ていて思います。本人はキャリアウーマンじゃないっていっていますが、あまり他人がどういう名前で呼ぶかは関係なく、僕は評価していますし、実際に職場の話を聞いていても信頼されていると感じますよ。

重美さん

信昭さんは弁護士なので慎重な私をそう思ってくれるんです

信昭さんは弁護士さんで、失敗が許されづらい環境にあります

信昭さん

それに関してはノーコメントです(笑)というか、重美さんこそ弁護士向きの性格をしていると思います。結構対人ストレスが多いのでおすすめはしませんが、慎重に物事を進めていくって人によっては本当にできないことなので、重美さんのきちんとした性格はプライベートで頼もしく思うこともしばしばあります。私に関しては、研究好き、探求好きなので、向いている仕事だとは思います。

お二人はどこか似ているところがありますね?

信昭さん

そうなんです。確かに似ているところがあります。これまで私が出会ってきた異性は、いや異性に限らないのですが、どこか大胆で大雑把でそれが大きな魅力だったのですが、その反面いい加減な部分に私自身が疲れていたというのはあります。重美さんとであって、『なんだか話がわかるな~』と思ったものです。人に対しても仕事に対しても、お金や人生計画に対しても、割と保守的で慎重な部分が似ていて、すごく相性の良さを感じました。

重美さん

私は静かに本を読んでいることが好きなんですが、その割に自分の気持ちをうまく表すのが得意ではないのです。今、信昭さんが言ったように、『大雑把の裏返しとしてのいい加減さ』とか『保守的で慎重』とか、そうした人に対するボキャブラリーが私は貧困で、表現力の低さを感じていました。でも、信昭さんと出会って、心の語彙が本当に豊富というか、『ああ、そうそう、私はそんな風に感じてたんだよ!』と叫び出したくなるような体験を何度もしました。彼は心を表現するのが的確なんです。

おふたりは心の中を丹念に解きほぐす交流をされてるのですね

重美さん

エンジェルを通じて信昭さんと出会ってから、心の中を耕すというんでしょうか。まさに心が解きほぐされる感覚で。言葉の奥深さ、選択の巧みさ、そして表現力というのかな、さすが裁判所に出す文章を毎日書いているだけあって、話がお上手なんです。

信昭さん

ノーコメントで(笑) でも、こんな僕と相性がいいのは情熱的な女性だと自分では思っていたので、大人しくて真面目で誠実な重美さんをエンジェルから案内されたときは少し驚きました。僕が物静かなところがあるから、ばーっと来てくれる女性が良いと思ったんですが、重美さんは逆に僕がアプローチしないとまったく動かない。

重美さん

私そんな激しい恋愛は得意じゃないです

信昭さん

そうだよね、そこがすごく落ち着く。結婚するのはきっとこんな人なんだなと。

おふたりを象徴するようなエピソードがあったら聞かせてください

信昭さん

僕は今までの恋愛で、『物足りない』といわれて浮気されたり、『つまらない』といわれて去られたりと、あまりうまくいってなかったのですが、どうしても激しい愛情表現ができないんです。でも、情熱的にならなくとも、自分の人を思う気持ちは確かに存在していて、、、でも愛情表現って難しいな

重美さん

私は信昭さんが弁護士を志したときの話が忘れられません。小さい頃、信昭さんは子犬を拾って。お父さんお母さんに怒られるからダンボールにいれてマンションの裏に隠していたんだそうです。でも大雨が降って子犬がダンボールの中で溺れてしまい、それをみた小さい信昭さんは逃げ出してしまったんですって。いまでも逃げたことを後悔していて、二度と命を粗末にしたくないという思いから、なんだか正義の方に感情が寄っていって、気がつけば弁護士になっていたというんです。

信昭さん

それだけ聞くとサイコパスみたいだ・・・深く懺悔しています。ずっと人に言えないことだった。後悔をしています。でも、重美さんは受け入れてくれて。なんていうか、自分の中で抱えていた罪の意識が少し癒やされた気がします。心が打ち解けられた瞬間です。

重美さん

本当に優しくて根はいい人なんだなと思います。

今後、どうしていきたいですか? どんな未来を描いていますか?

信昭さん

独立して一緒に事務所をしてもいいですし、子供が出来たらメーカーでの勤務はキツくなるだろうから、独立という選択を持つ僕たちは恵まれていると思います。あとはこの恵まれた環境をいかに人に還元していくかを考え、社会に還元するかが課題です。

重美さん

ずっと働いてきたので会社を辞めるのは怖いですが、無理をして壊れたり、髪を振り乱して働いたりするのはもっとつらいです。だから、信昭さんの選択にある程度委ね、同時に、話合いながら進めていきたいです。

信昭さん

僕は物事を進めるとき、最大の配慮をする方です。聞くだけ聞いて無視するとかはしないし、傷つく人、無理をする人が出ない形で進めたく思っています。だから今後の結婚やその先にある家族の未来についても、話し合いを大切にしながら進めて行けたらなと思っています。

エンジェル編集後記

自分とあまりに似ていない人に惹かれる恋は確かにあります。情熱的だったり、逆にクールすぎたり。しかしあまりに違う人とは家庭を営んでいく上でストレスになることも往々にしてあるのです。3組に1組が離婚するといわれる時代に一番の離婚原因は『相性の不一致』だとされます。つまり、相性が良ければ最初から離婚という悲劇は避けられたのです。

もちろん、離婚は必ずしも悲しい選択だけではありません。前向きにとらえる時代かも知れません。ただ、親世代を悲しませ、かつて愛した人と別の道を選択をするというのはひとつの悲しい事実でもあります。情熱的な恋、あるいは計算・打算で結婚した